2014年 8月号 記事 3面
  • 河野談話について
     1993年8月4日に、河野洋平当時官房長官が発表した談話。

     「いわゆる従軍慰安婦問題については、政府は、一昨年12月より、調査を進めて来たが、今般その結果がまとまったので発表することとした。
    今次調査の結果、長期に、かつ広範な地域にわたって慰安所が設置され、数多くの慰安婦が存在したことが認められた。慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については、旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した。
    慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった。また、慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。
    なお、戦地に移送された慰安婦の出身地については、日本を別とすれば、朝鮮半島が大きな比重を占めていたが、当時の朝鮮半島は我が国の統治下にあり、その募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた。
     いずれにしても、本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である。政府は、この機会に、改めて、その出身地のいかんを問わず、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる。
     また、そのような気持ちを我が国としてどのように表すかということについては、有識者のご意見なども徴しつつ、今後とも真剣に検討すべきものと考える。 われわれはこのような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい。われわれは、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する。
     なお、本問題については、本邦において訴訟が提起されており、また、国際的にも関心が寄せられており、政府としても、今後とも、民間の研究を含め、十分に関心を払って参りたい。」

    というものだ。実に遠まわしで曖昧な表現であるが、よく読めばわかるが、強制連行を認めた部分はない。本文中の「官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった」
    という部分が問題で、インドネシアのスマトラ事件でオランダ人女性を強制的に、慰安婦にした事件があった。この日本軍人は、犯罪として罰せられている。その一件だけなのにも関わらず、その事実を知らずに読むと、慰安婦全てを強制したように読めてしまう。
     この文章を作成する際には、韓国人の役人も加わっている事が今では明らかになっている。当時はこの河野談話で、いわゆる従軍慰安婦問題は終止符を打つ約束だったのだろう。
      しかし韓国は、多くの大統領が暗殺されたり、任期後死刑判決を受けたりする国だ。つまり毎任期ごとに革命が起きているようなものだ。当時の大統領は本気で、河野談話でこの問題を終わりにするつもりだったんだろうが、韓国では大統領が交代する度に、それまでの約束は白紙になる。
     当時の日本の官房長官が発表した談話である以上、取り消すのはとても困難である。簡単に取り消してしまっては、それこそ韓国と同じではないか。河野談話は継承しつつ、しかし事実は事実として政府以外の人間がはっきりと主張すべきである。

初めての方へ 記事をご覧になる前に是非一度、ご一読下さい。

2014年8月
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