2014年 9月号 記事 1面
  •  第二次安倍内閣が発足して、今年の12月で2年になる。安倍総理大臣はアベノミクス「三本の矢」として、日本経済のデフレ脱却を目指してきた。アベノミクスという言い方は今では当たり前の様に使われていて、安倍総理自身も自称しているが、発足当初はマスコミがレーガノミクスをあてはめて、揶揄していたようだ。

    本来レーガノミクスとは 、ロナルドレーガンアメリカ大統領(任期 1981 〜 1989 年)がとった一連の経済政策である。 前民主党政権の政策が企業の活動を阻害し労働者の勤労意欲を奪ったとの主張から、市場原理と民間活力を重視し、社会保障費と特に軍事費の拡大で政府支出を拡大させ、「強いアメリカ」を強調し、同時に減税を行って刺激政策を採用し、経済規模時は拡大したが、貿易赤字と財政赤字の増大という「いわゆる双子の赤字」を抱える事になった。この政策は後に失策と評価されている。その失策を揶揄してロナルド・レーガンの「レーガン」と「エコノミクス(経済学)」をミックスして「レーガノミクス」と呼ばれていた。

    このレーガノミクスを安倍総理の名前にあてはめて「アベノミクス」と、当初は失策のように表現していたのだが、安倍総理の提唱する三本の矢の一本目、金融政策が就任当初から、効果を表し株価が急上昇した為か、揶揄する表現ではあまり使われなくなり、レーガノミクスとは全くべつものの「アベノミクス」と言う、安倍総理独自の経済政策として現在は呼ばれている。

    では、この約二年間アベノミクスはどの様な効果を発揮してきたのか?どう評価すべきか、今年の4月に消費税を5%から8%に上げた効果は今後国民にどの様な影響が出るのか?この消費増税は日本の社会保障と財政再建に、本当に有効なのか?アベノミクス3本の矢は本当にデフレ脱却を成し遂げられるのか?今後の国民の生活、日本の未来の大きな分岐点になるであろうこの問題を、しっかりと検証していきたい。

    そもそも今の日本は世界一の少子高齢化で経済成長は困難とよく言われている。しかし政治の行うべき姿勢は、国の安全と繁栄を目指す事である。これは世界の共通認識といっても良い。アベノミクスはこの少子高齢化の日本を今のデフレから脱却させ、日本を豊かな国に今一度出来るのか?アベノミクスの成功とは何をもって言えるのか?また今年の4月に 8% に上げた消費税は来年10月に 10 %に再増税される事が法律で定められているが、その消費増税を乗り越えるだけの、エネルギーがアベノミクスにあるのか?

    まずはアベノミクスとはいったい何か?国民をどのような方向に導いて行くものなのかを検証したいと思う。

初めての方へ 記事をご覧になる前に是非一度、ご一読下さい。

2014年9月
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